FIREを目指してはいけない?【そこに潜む危険とは】
銀行員(3年) → SE(9年) → 脱サラ → 現在。
「経済的自由」を手にするため、Amazon物販の大海原に飛び出した36歳。
2020/12/13から物販開始して、6月で月商150万、月利30万達成。
未来のチャレンジャーに有益な情報を発信します。
宇宙と猫の動画が唯一の癒し。
どーも、ヒフミです。
突然ですが、
FIREご存知ですか?
僕のブログを読んで下さってるので、
「知ってる!」
もしくは
「聞いたことあるよ〜!」
って方がほとんどだと思います。
むしろ、
FIREを目標に行動しようと思ってる方も
少なくないかもしれませんね。
※ちなみに
僕は今でこそ月40万以上の利益を上げて
会社員時代以上に稼げる様になりましたが、
脱サラを決意するタイミングでは
FIREの存在は知りませんでした。
(ビジネスリテラシー低すぎ。笑)
一応、知らない方のために説明すると
FIREとは
「Financial Independence Retire Early」
の略です。
日本語だと
「経済的自立と早期リタイア」
と言われてますかね。
ザクっと言うと、
リタイア後の年間消費額(必要なお金)を
計算して、それを全て投資利益で賄う。
その投資原資は
若いウチに貯金しまくって貯める
という人生設計戦略です。
2010年代の金融危機後の米国に始まり、
ヨーロッパや中国など世界中に
広がってる考え方です。
若い世代に人気があって、
中でも30〜40代が中心だそうです。
これだけ浸透してきてるFIREですが、
僕個人の感想としては
かなり危険な状態だなー
と思ってます。
FIREが過度にもてはやされてる風潮に。
もちろんFIRE自体は
人生を生き抜く手段の一つにすぎないので、
それをどーこー言うつもりは無いです。
それよりも、
「FIREがどういう性質の物か?」
がしっかりと理解されないまま、
安易に”FIREは素晴らしい物”っていう空気が
蔓延しちゃってるんじゃ無いかなー
と思うわけです。
この辺り、
少し思うところがあるので、
記事にしようと思いました。
FIREは人生を丸ごと計画するので、
個人にもたらす影響が大きいです。
なので、
プラスの面だけじゃなくて
マイナスの面も把握して
是非を見極める必要があります。
その見極めのツールの一つになればと。
※FIREを目指している人を
否定する意図は全くありませんので、
ご了承下さい。
目次
FIREの原則「4%ルール」
冒頭でもお伝えした通り、
FIREは
①リタイア後の生活費の逆算
②①を投資利益で賄う(不労所得)
③②に必要な投資原資を逆算する
④逆算した投資原資を貯蓄などで貯める
の4つのプロセスを踏みます。
で、
生活費や投資原資を逆算するために
用いられる考え方が、
「4%ルール」という物です。
「生活費を投資元本の4%以内に抑えられれば、
資産を目減りさせることなく暮らしていける」
というルールで、
アメリカの論文から来てるとのこと。
分かりづらいので具体例を。
仮に年間の生活費が250万の場合、
250万を4%で割り戻すと6,250万になります。
この6,250万が必要な投資原資になります。
なので、
もし年間の生活費に350万必要なら8,750万、
400万なら10,000万(1億)の
資金を貯める必要がある訳です。
現実的に実現難しくないか?
いきなり鼻をへし折る様で恐縮なんですが、
僕がFIREを知って
最初に思った感想はこれです。
現実的に考えて6,250万貯めるのって
かなり難しくないですか?
僕も新卒からコツコツ貯め始めて、
30半ばまでに1千万超貯めた経験があります。
もちろん贅沢らしい贅沢はしてないです。
※パチンコ/パチスロ中毒者でしたが、
奇跡的に収支はトントンでした。
それでも社会人生活で10年以上掛かってます。
「6,250万って何年掛かるねん!」
って話ですよ。
てゆーか、6,250万て
サラリーマンで定年退職する段階ですら
それだけ貯めてたら
かなりの成功者ですからね。
現実的なハードル高すぎです。
人生の一番の成熟期を無駄にする
FIREを成功させた実例として、
30代でリタイアした人の
エピソードを目にしたことがあります。
その人は社会人になる時から、
30代でFIREを達成すると決意して
毎日弁当を作って出社し、
残業も頑張る。
もちろん一切の贅沢はなし。
全てを貯蓄に回す。
資金を貯めるために
必要最低限の暮らしを20〜30代で
十数年し続ける訳ですね。
これってマジで危険です。
何が危険かっていうと、
人生の中で人間として一番伸びる時期に
自分を伸ばす要素を放棄する必要がある
ってことです。
20代、30代の時こそ
色んなことにチャレンジしたり経験して、
人としての経験値を積むべきなんです。
ここで人とは違う
ダイナミックな経験をすればするほど、
稼げる様になります。
稼いでる方々からよく耳にするのは
その人の器の量に応じて
その器に見合うだけのお金しか手に入らない
ということ。
スピリチュアルな話でも何でもなくて、
これはビジネスの真理だと思います。
・孫 正義
・三木谷 浩史
・ホリエモン
・西野 亮廣(キングコング)
・前澤 友作
・与沢 翼
・前田 裕二
・・・etc
今現在でゴリゴリに稼いでる人達って、
例外無く若い内(20〜30代)に
人とは違う経験を積んでいます。
成功する(稼ぐ)ために必要な
強力なインプットを行なって
人間としての器を
とんでもなく大きくしてる訳です。
先に挙げた
日本を代表するビジネスマンだけじゃなく、
僕の周りの稼いでるメンターの方々も同じ。
人生で一番脂が乗ってる20〜30代に
思い切った経験や行動をしています。
並べるのは恐れ多いですが、
一応僕も
「稼げる様になる前から
35で会社を辞めて物販に専念する」
という選択をしています。
この行動は多くの人が選ばない選択なので、
思い切った行動の一つには入るかと思います。
(経験としては弱いですが)
結果として、
物販を始めてわずか7ヶ月で
サラリーマン時代の給料を
余裕で超えるまでに稼げる様になりました。
たから目茶苦茶もったいないんですよ、
20〜30代を消極的にやり過ごすというのは。
これは
器を大きくすることの一切を
自ら放棄することに他なりません。
言い換えれば
「経済的自立を達成して
自由な生活を満喫できる人生」
を手に入れるチャンスを自らゴミ箱に捨てる
訳なんですよね。
ハードルに対してリターンが少な過ぎじゃない?
これも率直な感想です。
人生で一番飛躍する可能性のある
20〜30代の大切な時間を捧げて、
何とか必死に6,250万貯められたとする。
それに対して得られるリターンは
たったの年収250万ですよ?
1ヶ月だと21万も無い。
一人暮らしなら
何とかやってけるでしょうけど、
これ夫婦だったり子供がいたら
途端に生活は破綻するレベルです。
当たり前に旅行なんて難しいでしょうし、
教育資金の確保すら厳しい。
”ギリギリの生活”が死ぬまで何十年と、
延々繰り返されるんです。
さらにもう一つ。
FIREを達成するためには、
投資原資の6,250万は
絶対にキープしなければなりません。
これを切り崩した瞬間に
250万の投資収益が確保できなくなり、
途端にFIREの計画は破綻します。
少し考えてみて下さい。
もし病気になって纏まった資金が必要になったら、
その時点で人生詰みです。
ゾッとしませんか?
そもそも4%の投資利益確保が難しい
そもそもFIRE達成の前提条件自体が
危険と言わざるを得ません。
FIREは「4%ルール」を
当たり前に達成できる前提で
考えられています。
要は、年4%以上の利回りは
絶対に確保できる前提です。
ここにも大きな落とし穴があります。
投資の世界って、
プロの投資家でも
年間利回り5%で優秀と言われる世界です。
素人が
年4%を毎年安定的に確保するのって
めちゃめちゃ難しいんですよね。
年4%の投資利益を確保できなかったら、
ギリギリの生活費を
さらに切り詰めるしかありません。
それでも足りない場合は
投資原資を切り崩すことになる。
またしても
その時点で人生詰みです。
巷に溢れるFIREって
ハイリスクローリターン以外の
何物でもありません。
じゃあFIREは無理なのか?
「FIRE出来ないんだったら
諦めて働くしかねーのか、、、」
と気を落とすのは、まだ早いです。
先に説明した”4%ルール”などは
「経済的自立と早期リタイア」
を実現する手段の一つに過ぎません。
・経済的自立
・早期リタイア
の2つが達成できるのであれば、
もっと別のルートでゴールに向かえばいいんです。
「経済的自立」さえ達成してしまえば、
自動的に「早期リタイア」は実現できます。
「経済的自立をいかにして達成するか?」
さえ突破してしまえば、
FIREは達成できてしまう訳です。
だから、
「4%ルール」の様なハイリスクローリターンの
険しい道を行く必要はまったく無いんです。
FIRE達成の条件
FIREを達成するためには
以下5点が必要だと思います。
①低資金で始められる
②破綻するリスクが低い
③仕組み化が完成すれば
自動で安定的に収益が入ってくる
④特別な才能が不要
(努力で何とかなる)
⑤十数年もの長期間は必要としない
これらを満たすことに一定期間取り組んで、
正しいノウハウでコツコツ継続すれば、
かなりの確率で
FIREは達成できると思います。
もともとFIREを目指して
物販を始めた訳では無かったですが、
僕がやってる自社ブランド販売も、
↑の条件には当てはまります。
売れる商品を並べて
稼げる仕組みさえ作ってしまえば
在庫補充と軽いチューニングをするだけで
勝手に商品が売れて
収益になる訳ですからね。
FIREを実現したいのであれば、
選択肢の一つに入れるのはアリかと思います。
まとめ
長くなったので纏めます。
この記事で伝えたかったのは2点。
①巷に溢れるFIREは目指すべきではない
②FIREを目指すなら、もっと最適な選択肢を選ぼう
ってことです。
僕も「経済的自立」を目指して
物販を始めて脱サラした訳ですからね。
実際に稼げる様になって
余計なストレスが無い自由な毎日を
思い切り楽しんでいます。
なので、
FIRE自体を目指すのは大いに賛成です。
ただ、
間違った道を進むと取り返しが付かなくなる。
それを危惧して
今回の記事を書こうと思いました。
あなたにとって
少しでも参考になる部分や気付きがあれば
嬉しいです。
それでは!
銀行員(3年) → SE(9年) → 脱サラ → 現在。
「経済的自由」を手にするため、Amazon物販の大海原に飛び出した36歳。
2020/12/13から物販開始して、6月で月商150万、月利30万達成。
未来のチャレンジャーに有益な情報を発信します。
宇宙と猫の動画が唯一の癒し。