あなたの現在価値は？

どーも！

 

 

あなたのお目々の恋人、

ひふみんです。

 

 

 

あなたは

デリバティブという

言葉を聞いたことはありますか？

 

 

あまり馴染みのない単語だと思います。

 

 

これ、金融派生商品といって

主に金融市場で取引されてます。

 

株とか債券、為替なんかも

市場で取引されてますが、

デリバティブも同じように取引されてます。

 

 

ただ、株や債券とは

すこし性質が違います。

 

 

投資者から見たら、

株や債券は値上がりや配当などのリターンを

狙って投資していきますが、

 

デリバティブは

主にリスクヘッジの目的で取引されます。

 

感覚でいうと

保険に近いイメージですかね。

 

で、デリバティブ取引をする上で

大事な考えかたがあります。

 

 

現在価値

という考え方です。

 

これ、厳密にいうとデリバティブだけじゃなくて

他の金融商品にも使われてます。

 

 

もっと言うと

世の中にあるあらゆる物の価値を決める

おおきな判断基準のひとつです。

 

 

で、こここらが裏話ですが、

物だけじゃなくて人の価値も

現在価値で判断されてるんです。

 

知らず知らずの間に。

 

恐ろしいですよね。

 

 

遠い昔ですが、ぼくは銀行で

デリバティブの市場取引を

担当してたときがあって、

その時にこの事実を学びました。

 

 

この考え方を知っていると

いま現在の自分がとるべき行動が

明確になってきます。

 

 

ぼくの記事を読んでくださってるということは

あなたの中に、

「未来をより良くしたい！」という

ポジティブな思いをお持ちかと思います。

 

 

ぜひ、

未来をよくするための足掛かりとして

この考え方を取り入れていただければと思い、

今回のテーマに選びました。

 

 

それでは、

今日も張り切ってやっていきましょー！

 

 

デリバティブとは

 

現在価値を理解してもらうために、

まずデリバティブについて

簡単に説明しておきますね。

 

　※詳細に説明すると本が何冊も

　　書けちゃうボリュームになるので

　　あくまでざっくりの概念で説明します。

 

 

デリバティブ

金融理論におけるデリバティブ（英: derivative）とは、より基本的な資産や商品などから派生した資産あるいは契約である^[1]。金融派生商品（英: financial derivative products）とも言われる。

デリバティブとは、基礎となる金融商品（原資産）の変数値（市場価値あるいは指標）によって、相対的にその価値が定められるような金融商品をいう^[2]。本来のデリバティブ取引は、債券や証券（株式や船荷証券、不動産担保証券など）、実物商品や諸権利などの取扱いをおこなう当業者が、実物の将来にわたる価格変動を回避（ヘッジ）するためにおこなう契約の一種である。原資産の一定割合を証拠金として供託することで、一定幅の価格変動リスクを、他の当業者や当業者以外の市場参加者に譲渡する保険（リスクヘッジ）契約の一種である。市場で取引される債券・商品には「標準品」「指数」がある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

 

何のこっちゃって感じですよね。笑

あまり深く理解しなくてオッケーです。

 

 

デリバティブ商品にはいくつか種類があって、

「先物」、「オブション」、「スワップ」

などがあります。

 

 

現在価値を理解していただくのが目的なので、

比較的イメージしやすい

スワップ取引にしぼって解説します。

 

 

「スワップ＝交換」です。

 

交換するんです、

あらゆる物を。

 

主なものでいうと

・金利スワップ

・通貨スワップ

・原油スワップ

などがあります。

 

金利スワップを例にしましょう。

 

メジャーな金利スワップは

「変動金利」と「固定金利」を交換します。

 

 

イメージしづらいと思うので

例で解説しますね。

 

 

ローンの返済をしているAさんとBさんがいて

それぞれのローンの利息は↓だとします。

Aさん：固定金利5%

Bさん：変動金利（いま現在は3%)）

 

２人はそれぞれ悩みを抱えてます。

 

Aさん：将来金利は上がらないと考えているので

　　　　固定金利を変動金利に変えたい

Bさん：将来金利は上がっていくと考えているので

　　　　変動金利を固定金利に変えたい

 

金利スワップでは

AさんとBさんの金利を交換（スワップ）します。

 

すると、

Aさんは変動金利を払って

Bさんは固定金利を払うことになります。

 

Aさん、Bさんどちらの希望も

叶った形になります。

 

あくまでざっくりですが、

こういう風に金利同士を

交換する取引が行われるんです。

 

 

で、

実際にスワップ（交換）取引を行うときは

両方の価値が釣り合ってないと

取引は成立しません。

 

 

客観的にみて

価値が釣り合っているから

お互い納得して交換できるわけです。

 

 

一方がめちゃめちゃ得をして、

もう片方が損をすると分かってたら

取引は成立しません。

 

当然ちゃ当然ですよね。

 

誰もが納得できるように、

公平かつ客観的、合理的な尺度で

それぞれの価値を算出する必要があるんです。

 

 

その価値を算出する考えかたが

「現在価値」になります。

 

 

「現在価値」という考え方

 

あなたは、↓のどちらが

価値が高いと思いますか？

 

①今日もらえる１００万円

②１年後にもらえる１００万円

 

 

おそらくほとんどの人が、

直感的に①と感じたと思います。

 

金融工学的にも、①のほうが価値が高いです。

 

お金って未来になればなるほど、

価値が減少するんです。

 

具体例で説明します。

 

仮に年利が3％だったとします。

いま手元に100万円があれば

1年後には103万になりますよね。

 

いま受け取る100万は

1年後に受け取る100万に比べて

3万円だけ価値が大きいことになります。

 

逆説的にいうと、

1年後に受け取る100万は

現在時点で100万の価値はない

ことになります。

 

 

では、1年後の100万はいくらなのか？

これにはしっかりとした計算式があります。

 

100万 ÷ 1.05（105%）＝ 95.2万

となります。

 

1年後に受け取る100万は

現在時点では95.2万円の価値しかないんです。

 

 

このように、

将来受け取るお金を

現在の価値に換算して考えます。

 

 

このときの価値のことを

「現在価値」と呼ぶんです。

 

 

で、さきほどお伝えした

「固定金利」と「変動金利」の交換も同じです。

 

 

それぞれの金利の支払い見込み額を

すべて現在価値に置き直して、

イコールになるポイントで

取引されるわけです。

 

 

で、恐ろしいのはここからです。

 

あなたは値踏みされている

 

僕はもと銀行屋だから分かるんですが、

銀行は人を値踏みしています。

 

 

現在価値に置き換えて

この人にはどれくらいの価値がある人間か

を査定しているわけです。

 

 

銀行は貸したお金が返ってこなかったら

潰れてしまうので、

お金を貸しても返ってくる見込みがある

人にしか貸してはくれません。

 

 

そこには現在価値の判断が

確実に存在します。

 

 

いま稼いでいる人でも

1年後に経営が悪化しそうなら

融資を受けるのは難しくなります。

 

 

逆に、

いま稼いでなくても

1年後にガッツリ稼いでいる

可能性が高い人なら

融資を受けられる可能性は高いです。

 

 

要は、将来生み出すであろうお金を

現在価値に置き換えて、

「この人には価値があるか？」

で判断しているんですよね。

 

 

「いま現在」

よりも

「将来に向けてどうか？」

で見てるんです。

 

 

これは銀行だけではなくて

ビジネス全般で言えます。

 

 

新しいビジネスを始めるとき

そのサービスが魅力的で

成功する可能性が高いものほど、

支援が集まるわけです。

 

 

最近だと

クラウドファンディングが

それに当たりますよね。

 

プロジェクトが魅力的だったら

資金は集まるわけです。

 

いまの「起案者」は成功していなくても、

将来成功する見込みが高い、

言い換えれば現在価値が高い人には

出資が集まるんです。

 

 

現在価値を高める重要性

 

あなたの現在価値は

「あなたが一生で稼ぐお金の期待値」

とも読み替えることができます。

 

 

この期待値、

知らない間に

年々減り続けているのは

知ってますか？

 

 

政府は年２％物価を上昇させる

施作をとっています。

 

物価が上昇すれば物が高くなります。

 

それに伴って給料が上がらなければ

生活は苦しくなります。

 

当然ですよね。

 

 

出典: 厚生労働省HP

↑を見れば分かる通り

ここ10年、

平均給料は上がってないんです。

 

おそらく

2020〜2021年はコロナの影響で

もっと低くなるでしょう。

 

 

給与の面だけではないです。

 

 

今後はどんどん増税が進んでいきますし、

高齢化社会が進んで社会保証費など

個人に掛かる負担はますます増えていきます。

 

 

知らないうちにみるみる

減っていってるわけですよ、

あなたの現在価値。

 

このままではジリ貧なんです。

 

現在価値を高めていくことを

やっていくべきなんです。

 

現在価値を高めるためには？

 

じゃあ、

「どうやって増やせっちゅーねん！」

てなりますよね。

 

簡単です。

 

 

シンプルに

①今より稼げる手法を学ぶ

②没頭できる環境に変える

③学んだ手法でコツコツ努力する

 

この２点です。

 

 

フリーランスになる人が増えてますが、

みんな分かってるんですよね。

 

このまま会社に勤めてても

その延長線上には

苦しい未来が待ってる可能性が高いって。

 

 

だから、みんな会社をやめて

もっと自分の人生を豊かにしてくれる

方法を学んで努力してる。

 

 

当然ぼくもそうでした。

どれだけ頑張っても将来もらえる給料なんて

たかが知れてるし、

そもそも将来に渡って安定的に

給料がもらえる保証もない。

 

 

だから脱サラして物販を学んだんです。

 

 

そのおかげで、

何とか食っていける程度まで

稼げるようになってます。

サラリーマン時代の給料を越す日も

遠くないでしょう。

 

 

抜本的に環境を変えて取り組んだから

現在価値が飛躍的にアップしたわけです。

 

 

まとめ

 

少し長くなりましたが

いかがだったでしょうか。

 

 

あなたの現在価値は

確実に目減りしてます。

 

増やしていかないと

ツラい未来に確実にぶち当たります。

 

 

少し耳の痛い話でしたが、

ぜひ知っておいていただきたくて

このテーマを選びました。

 

 

この記事が

あなたの価値を高めるキッカケになれば

嬉しいです。

 

 

それでは！